住宅ローン返済を4回滞納しているー2
相談員の佐川です。
住宅ローンの返済を4回滞納している状況は、家を失う一歩手前と考えてください。
返済ができないと金融機関に判断されて、マイホームが競売にかけられます。
このような状況になってから、一般の不動産会社に相談に行っても対応してもらえません。
言い換えると、不動産屋さんが持っている知識ではないのです。
そもそも、不動産会社は住宅ローンを借りることや「売る」ことの知識は持ち合わせていますが、
住宅ローンの返済についての知識や競売を避けるための知識は持ち合わせていません。
そんなことは宅地建物取引士の試験にもでてきませんから。
ではピンチの状況になったとき、どのようなところへ相談に行けばいいのでしょうか。
結論から言います。
任意売却を専門としている不動産会社です。
「任意売却」という言葉を聞くと、売却させられる?と思う人も多いですが、
違うことをお伝えしておきます。
くわしくはホームページをみてください。
その他に、参考程度ですが、続きを書いておきますので読んでください。
相談先の候補の1つが借入先である銀行の窓口になります。
銀行窓口などに行くことで住宅ローンの支払い方法の変更、つまりはリスケジュールを相談することが可能です。リスケジュールでは、返済期間の延長や元金支払の一時停止などを利用して、月々の支払額を減らす仕組みです。ただし完済までの期間が延びるので、住宅ローンの支払い額は増えます。支払額が増えても収入を得て住宅ローンの返済ができそうなら、検討するのも1つの手です。
収入状況が苦しい状態が続きそうなら、親族などから資金面の援助が得られないか相談してみましょう。資金協力をしてもらい、滞納額を返済することで家を失うのを防げるかもしれません。このとき忘れてはいけないのが、消費者金融から新たに融資を受けるのはNGだという点です。新たなに借入をしたら借金の金額が増えて、自己破産などさらに状況が悪化するリスクがあります。
そして4回滞納していて頼れる親族などもいないなら、個人版民事再生などを検討することも可能です。司法書士や弁護士に相談して、法的な処置を検討しましょう。個人版民事再生は、自己破産とは異なるのでマイホームを守れるかもしれません。
ただし、個人民事再生などの対処には金銭的な負担が重くのしかかるケースがありますので、本当にその方法が正し選択なのかは、その場で決めず、住宅ローン問題を専門とする会社へセカンドオピニオンを必ず、受けてください。
よくあるケースが個人民事再生をしたが、結局、数年後、ローン返済が苦しくなり、
僕のところへ相談にこられます。
では、返済が楽になる法的手続きをしたにもかかわらず、多額な費用を出費したにもかかわらず、そのような状況に陥る人がおおいのでしょうか・・・
答えは簡単です。
目先の問題しか解決していなかったからです。