滞納したことによる結末について-3
相談員の佐川です。
住宅ローンの滞納で競売や自己破産しか、ないと諦めていませんか?
競売や自己破産を選択してしまう前に、ダメージの少なく、かつ、メリットの多い任意売却という救済方法があります。
ローンの滞納であなたがローンを分割で返済する権利が失われてしまうと、お金を貸した金融機関は残っている住宅ローンの全額を一括で返済することを要求してきます。
一括返済ができない場合、従来は、担保となっている自宅を強制売却してそこから貸したお金を回収する競売、または全ての債務(残りのローン)の支払い義務が免除となる自己破産手続きを取るという主に2つの選択肢が考えられていました。
しかしこの両者は経済的・精神的ダメージが大きいデメリットがあります。
両者とも手続き後には裁判所の執行官などが自宅調査を始め、落札目当ての不動産業者からも自宅周辺を嗅ぎ回られます。新聞や住宅情報誌、インターネット、裁判所などで物件の写真を掲載している資料が公開されるため、プライバシーは守られません。
できる限り経済的・精神的ダメージを回避できる最善の手段として、任意売却という救済方法を選択してください。
任意売却は貸し手である金融機関の売却する許可をもらい、オーバーローン状態の家でも売ることができる方法です。
任意売却の最大のメリットは、不動産会社が安く買取る価格ではなく、一般の市場価格での売買が期待できることです。
任意売却と競売の両者とも売却後の残債を返済しなければなりませんが、競売だと市場価格とはほど遠い低額で落札される傾向が強く(落札者は不動産会社が多いため)、多額のローンが残ってしまう怖れがありますが、任意売却であれば無理のない返済計画による少額返済が実現します。
さらに、精神的ダメージについても一般の不動産売却と同じ販売活動を行えるため、周囲に住宅ローンの滞納を知られることなく今まで通りに生活を送ることも可能なのです。