住宅ローンを滞納したことによる結末についてー1
相談員の佐川です。
あなたは住宅ローンを滞納したとしても、大きな問題にはつながらないと考えていませんか?
1回や2回の滞納であれば、すぐに支払うことで問題を発展させずに対応できるかもしれません。しかし滞納が続くと、最悪の状況では家を失う可能性もあります。
住宅ローンを滞納したとしても、すぐに家を失うことはありません。
3ヶ月ほど滞納している状態が続くと、貸手である銀行から通知が届きます。
通知が届いても滞納している状態が続き、約6ヶ月支払っていないようなケースだと家が競売にかけられます。
ここで問題になるのが、競売にかけられるというのはどのような状況なのかという点です。
競売は貸手である金融機関が、裁判所を通じて優先的に不動産を売って、その売却代金からローンの残額を回収する手続きのことです。
金融機関は住宅ローンが組まれた物件に対して抵当権を設定しているので、競売の制度を利用して住宅ローンが支払われなくなったときでもお金が回収できるようにしています。裁判所が介入する制度になるため、競売にかけられた家にはそのまま住むこともできず、家を失う状況になります。
失業などで住宅ローンの返済が厳しいときは、その旨を金融機関に伝えることで猶予をもらえる可能性もあります。
また状況によっては、競売になる前に任意売却を検討するのも1つの手です。
自分で売却手続きが行えるため(実際の手続きは任意売却の専門会社)、ある程度自分に有利な形で家が売れるかもしれません。
任意売却なら、そのままマイホームで暮らせる解決事例も多く増えてきています。
まずはあきらめずに、電話・メール・ラインにて相談してください。
その際は、住宅ローンの残りの金額を把握しておいてくださいね。